ベストセラーゴスペルピアノ練習用テキスト。基本トライアドから Minor Chord, Diminished Chord, Augmented Chord の説明。ゴスペル音楽によく使われてるベシックコードパタン、カデンツ、スケール(音階)アルペジオの練習。ゴスペルクワイヤで歌う曲と教会の日曜礼拝や礼拝で弾く楽譜もあり、日本で初めての実用ゴスペル教本、日本人のために日本語で書かれています。「ベーシックゴスペルピアノ」では日本のゴスペルの父ラニーラッカーが50年に渡って慣れ親しんだアフリカ系アメリカ人のゴスペル音楽のエッセンスがつまっています。
Basic Gospel Piano ベーシック・ゴスペル・ピアノ
Basic Gospel Pianoはそのタイトルどおりゴスペルビアノの基礎が丁寧に解説されている本です。ゴスペル・ピアノに関する本は、日本語では他にないので貴重です。ただし、基礎なので、すでにある程度、音楽の基礎を学んでいる方には、すでに知っていることも多く書かれていると感じるかもしれません。目次は、次のようになっています。
第一章:コードの種類
第二章:コードの転回
第三章:カデンツ
第四章:五度圏
第五章:コード・パターン
第六章:ゴスペル・ソング
第七章:教会奏楽者のために
私の場合、クラシック音楽の作曲法を学んだ経験があるため、ゴードの種類とコードの転回は必要ありませんでした。カデンツは教会音楽に必要な「アーメンカデンツ」が豊富に紹介されています。
この本は、教会奏楽者がピアノで実際に練習する目的で書かれています。ですから、音階(スケール)やコード・パターンなどの楽譜に多くのページを割いていて、言葉による説明が十分ではありません。不足している部分の知識は、和声学などの音楽書で補う必要があります。