人間生活の基本は衣食住の3つだというが、そうでない場合もある。Ronnie Rucker氏の場合、そこに音楽という項目を付け加えてあげてほしい。「私にとって音楽は生活の一部。日本人にとって緑茶のような存在、そう日常の中のなんでもないことなんです。」そう笑いながら話す彼自身、ゴスペルという音楽を通して、多くの日本人にとっての…
月曜日の夜7時30分。京王線布田駅近くの小さな教会に、会社帰りの若い女性たちが次々と集まってくる。少し遅れて、雨でスーツの肩を濡らした男性が何人か駆け込んでくる。パイプ椅子の並ぶ簡素な室内は、ほどなく2、30代の男女50人で埋め尽くされた。
黒人特有のリズム感と、叫ぶような歌い方で知られるゴスペルソングの人気が高まっている。ここ数年、各地の音楽教室では、相次いで"ゴスペルコース"が増設され、マスメディアに乗らないグループのコンサートやワークショップでも満員の盛況ぶり。
ジャズ、クラッシックなど さまざまなジャンルの音楽とそれを演奏するミュージシャンを暖かく応援している日本人の間で今、ひそかに新しい人気を呼んでいる音楽がある。それは Black Gospel Singing で今日本に住む2人のリーダー Ron Rucker (ニュー・ヨーク出身)と Alexander Easely (ピッツバーグ出身)は日本人の中にはゴスペルを大変得意とする人がいると言っている。